乱斗の隠れ家

てけとーにあれこれ自分語り

スマホであれこれニッチなトラブルシューティング

 今年の頭にスマホがぶっ壊れました。物理的に。電源すら入らず、バックアップも取れないという。こまめにバックアップを取っていたので、それほど大きなデータの損失はなかったんですが、あけおメールが全て消失しました。あ、あと電子マネーの残高も。泣いた。
 で、年始早々ショップに駆け込み

AQUOS Xx3|AQUOS:シャープ

これに買い換えました。昔々あるところにJ-Phoneというキャリアがあったそうで、おれはその頃からシャープの機種ばかり使ってまして、スマホが普及した今でも何となくシャープの機種を使い続けてます。
 割とボロクソに言われることも多いシャープスマホですが、機種変更の度に無用な機能を片っ端から無効化するのが趣味のおれにとって、これはそこまで悪い機種とは思いませんでした。通話と通信と電書閲覧と音楽・動画再生が問題なくできて、無効化できない余計なアプリが入ってなくて、フリーズがなくて、電池の持ちも良い、となればもうこれ以上望むものはないです。スマホゲーもまずやりませんし。たまにGPSの割り込みか何かでBluetoothがバグりますが、Bluetoothサービスを再起動するだけで直りますし、頻発するわけでもないので気になりません。
 今回はレビューが目的ではないので、機種についてはこんぐらいで。

 

 機種変更してから半年ほど、途中何度か「???」ってなったことがありまして、誰かの参考になればいいなぁということで、まとめて書き出しておくことにしたのが今、このエントリです。
 以下、箇条書き形式で。

 


 

 

1. Smart Connect で画面の明るさが調節できない

 

 おれはSBH50っていうBluetoothレシーバを使ってるんですが、この機種は通話ボタンに相当するキーがソニーの大好きな独自規格で実装されてるっぽくて、スマホ側に

スマートコネクト

Stereo Bluetooth Headset SBH50

この2つのアプリ*1を入れないと動きません。面倒といえば面倒なんですが、設定するのは最初だけだし、設定さえしてしまえばあとはスムーズに使えるしで、それほど面倒なわけでもないです。

 

 Smart Connect ってアプリは「条件」と「開始時/終了時の動作」を組み合わせることで一部の操作を自動化することができます。マクロみたいなもんですね。大したことはできないんですが、うまく設定すれば意外に便利です。
 例えば、おれは「SBH50を接続している間は」「外出モードにする」みたいなマクロを組んでいて、その一部として「画面の明るさを調節する」動作を仕込んでいます。建物の中で画面を明るくする必要はないので、バッテリー節約のため暗めに設定しておきたいけど、外に出てる間は明るくしておかないと画面が見えなくて困る。さりとて、こまめに明るさの設定を変更するのは面倒だ。どうにか自動化できないだろうか。と考えた時に、ヘッドセットはトリガーとして便利だったわけです。

 

 で、本題ですが。Xx3に機種変更してすぐ、諸々の設定をいじってる時ですね。……無いんですよ。画面の明るさを設定する項目が。Smart Connect のマクロ設定の中に。どういうことだ、と。
 気付いてみれば簡単な話だったんですが、要は設定に対するアクセス権が無かったんですね。Android 6.0 から変更されたパーミッション周りの挙動に、Smart Connect 側が対応しきれてなかった。
 じゃあ権限を追加してやればいいんだろう、ってわけで「設定 > アプリ > Smart Connect > 許可*2」から全ての権限を許可したわけです。……ダメでした。強制停止から再起動かけても、画面の明るさを設定できない。どういうことだ、と。
 これUIとして本当クソだなぁと思うんですが、特殊なアクセス権限は上記の階層に表示されてないんですよ。最初に気付けよ、とか言われるかもしれませんが、あれこれいじってやっと「設定 > アプリ > (歯車アイコン) > システム設定の変更」ってのを見つけまして。そこから「Smart Connect > システム設定の変更の許可」を許可すると、画面の明るさを設定できるようになりました。*3

 

2. Bluetoothファイル転送の応答まで異様に時間がかかる

 

 PCとスマホ間でのちょっとしたファイルのやりとりに便利なので、おれはよくBluetoothファイル転送を利用しているんですが。ある日突然、応答まで異様に時間がかかるようになりまして。スマホ側の通知をタップしてからダイアログが出るまでに30秒~1分ぐらい?かかるわけです。どういうことだ、と。
 Bluetoothサービスの再起動、スマホ本体の再起動、PCの再起動、と色々試してみたんですが一向に改善されず。2ヶ月ぐらい同じ状態が続きまして、これはもう修理に出すしかないだろうか、などと考えていたところ、これまたある日突然、何の前触れもなく直りました。
 直前の操作といえば、「PCからスマホにファイルを転送」「転送終了後もなぜか接続が解除されず」「PC側のBluetoothドライバから接続を解除」ぐらいのものです。

 

 これ、実は未だに原因らしき原因がわかってないんですが。ぐぐっても解決策が見当たらなくて途方に暮れていたため、念のために書き残しておきます。
 PC側かスマホ側か(あるいは両方か)のBluetoothのチップ(でいいのかな? 要はハードウェア)が、既に切断されているはずのセッションを継続中のものとして保持し続けていたために起こった不具合じゃないか、と想像しています。
 というわけで、同様の不具合に悩まされている人がいるかどうかはわかりませんが、もしいれば「色々なプロファイルでPCとスマホを接続して、PC側から切断」を繰り返してみて下さい。多分そのうち直ります。

 

 ちなみに、使っているBluetoothアダプタは

PLANEX Bluetooth USBアダプター Ver.4.0+EDR/LE(省エネ設計)対応 BT-Micro4

これで、PC側のOSはWin7(x64, SP1)、ドライバは添付ディスクに入っているMotorola製のものです。

 

3. Powerampでファイルベースのプレイリストが認識されない

 

 CDというCDを片っ端からiTunesで取り込んでプレイリストを作っては.m3uでエクスポートして絶対パス相対パスに書き換えてはSDカードに放り込んで、と面倒くさい手順を踏んで、Powerampからプレイリストを取り込んでいるわけですが。
 いつからだったか、それまで認識されていたはずのプレイリストが突然認識されなくなりまして。ファイルとしては認識されているんですが、「楽曲: 0」とか表示されるわけです。どういうことだ、と。

 

 認識されているトラックと認識されていないトラックを見比べてみると話は簡単で、マルチバイト文字列をパスに含むトラックが認識されていなかったんですね。ASCII文字しか認識されない、と。
 といっても、楽曲ファイルの側はマルチバイト文字列だろうが関係なく認識されているわけで、内部的にはUnicodeに対応しているはずなんですよ。というか、少し前まではプレイリストだってマルチバイト文字列とか関係なく読み込めていたわけで。
 どうすればマルチバイト文字列を認識してくれるのかな、と考えて色々試したところ、拡張子を「.m3u」から「.m3u8」に変更すればいいということがわかりました。
(ある意味、現在の方が正しい挙動ではあるっぽいので、今まではなぁなぁで対応してくれていただけだったんでしょう。何らかのバグを引き起こす原因だったために、いつぞやのバージョンアップで潰された、とか。あくまで想像ですが)

 


 

 とりあえずこんなとこですかね。誰かの役に立てば幸いです。

 


 

  • あとがき

 

 Xx3公式のスマホケースが売り切れていて、色々と非公式のものを試してみたんですが、どうにもしっくりくるものがなくて、今は公式の

SoftBank SELECTION スモールウィンドウフリップケースfor AQUOS Xx3 ブラック

これを使っています。フリップケースは便利でいいんですが、小窓は要らない。全力で要らない。液晶を保護したくてカバーつけてるのに、液晶面に脆い場所作るとか頭弱いんじゃねーのか。……いや、需要があるのはわかってるんですが、前みたいに小窓無しのケースも用意して欲しかった。

 

 スマホケースといえば、かなり前ですが

手帳型スマホケースに注意 カードの磁気情報に影響も | NHKニュース (魚拓)

こんなニュースがありました。ケース探ししてる時、フリップケースで磁気タイプにも関わらずカードホルダー付きのものが意外とあって、危ないんじゃねーかなとは思ったんですが、さもありなん、といったところですね。カードを入れられるスマホケースを使っている方は注意が必要です。

 


*1:後者はSBH50のドライバ、前者はそのフレームワークのようなもの。

*2:上記機種/Android 6.0.1 時点の表示。以下同様。機種やバージョンによって違いがあると思われます。

*3:設定の変更後、一度 Smart Connect を再起動する必要があると思われます。