乱斗の隠れ家

てけとーにあれこれ自分語り

『豆狸のバケル』Steam版とSwitch版の比較とか

  • 2024/11/14 19:30追記

mameda-bakeru.com

 Switch版も、ver 2.0.0 の更新データにて概ねSteam版準拠となりました。
 タイトルロゴ及びタイトルコール、コロコロコラボ要素はそのまま残されているので、これは実質完全版と言ってもいいんじゃないでしょうか。
(フレームレート等、安定性ではSteam版に軍配が上がりますが…)

 


 

store.steampowered.com

 Switch版は4週ほどやり込んだのですが、どうにもハード性能が足りていないなと思ったこともあり、PCならちょっとはマシになるだろうと期待してSteam版も買っちゃいました。(お布施的な意思もあります)
 期待通り動作は安定していて、Switch版の初見時など最初の2ステージをプレイしただけでグロッキーになっていたのが、今回そのような3D酔いとは無縁で最後までプレイできました。

 プレイ時間24時間ほどでトロコン達成できたので、プレイしていて気付いたSwitch版との違いについて列挙していこうと思います。あくまで比較なので、Switch版未プレイだとあまり意味がわからないかもしれません。
(海外ではSteam版と同等の内容でSwitch DLソフトとしてもリリースされているようですが、そちらについては触ってないのでわかりません。以下、Switch版と表記した場合は国内Switch版『御伽活劇――』を指すものとします)
 なお公式サイトで公開されている程度+αのゲーム内容に関する説明を含みますので、アーアー何も聞きたくなーいという方は回れ右でゴーバックよろしくお願いします。

 


 

アクション

  • 移動速度が上昇
    • Switch版で快適に操作するには基本的に速飴必須だったが、Steam版では速飴不要
    • むしろ速飴を買うと細かな制御が難しくなり、アスレチック面で落下ミスが増えるかも*1
  • 攻撃速度が上昇
    • 地上での攻撃全般のモーションが短縮*2
    • 硬直も短くなっているため雑魚戦でゴリ押しが利きやすくなっている
  • 地上での左右交互打ちが「コンボ」に変更
    • 空中打ちと同様、前方の敵に素早く近付いて打つ攻撃
    • 左or右3連打と違い、左右交互に入力し続ければずっと連携を続けることが可能
    • 通常の連携や両手打ちと比べ、入力受付フレームはかなり長い(敵にヒットしたのを確認してから追加入力しても連携が成立する)
    • 向きさえ合っていれば追尾性能は高く、群れている雑魚も次々に蹴散らせる
  • 最初から使えるタメ打ちは両手タメのみに変更
    • 溜め時間が大幅に短縮、モーションも短縮
    • 攻撃範囲はかなり広く、判定の持続はやや短くなった
    • 溜め時間の短縮に伴い、溜め開始時のボイスは削除
  • 片手でのタメ打ちは新規アクションに変更
    • 左溜め:「縦独楽打ち」縦回転しながら7hitの連続攻撃を叩き込む高威力技
    • 右溜め:「疾風打ち」素早く前進しながら攻撃する突進技
    • それぞれステージ進行で解禁
    • 解禁時はチュートリアルメッセージが表示されるのみで、これといったイベントはない(正直なところ味気ない)
  • 溜め中にジャンプしても溜め状態が解除されず、空中からタメ打ちを撃てるように
    • こんにゃく等でジャンプした場合は解除されるが、空中ですぐ溜めが完了する
  • 両手溜め状態から片手ずつ連続でタメ打ちを撃てるように
    • あまり先行入力が利かないため、狙って出すには慣れが必要
  • ウラシマタロウ変化の射程が短くなった
    • ぶっ壊れ性能だったので当然というか、これでもまだ便利な方ではある
    • 相対的に、射程の長いモモタロウ変化の価値が上がった…かも
  • レースステージの操作性が向上
    • ハンドル(左スティック)の応答性が向上
    • ハンドルを切った後に残る慣性が減少

 

ステージ・システム

  • ジャスガで跳ね返した弾が敵に当たりやすく
    • Switch版では、遠くにいる敵が放った弾を跳ね返してもしばしば狙いがつかずに消滅していた
    • おそらくPC性能/グラフィック設定に依存(「描画距離:高」あたりが良い感じに影響してそう)[未検証]
  • 提灯(邪気電波装置)を壊した時のお祭りタワーカットインが3つ目のみに変更(最初のステージは除く)
    • 没入を阻害されなくなり、テンポが良くなった
  • ボス戦で召喚される雑魚やオブジェクトが、回復アイテムをほとんど落とさなくなった
    • 結果としてボス戦の難易度がやや上がっている
    • ここに関してはSwitch版がヌルすぎたとも言える
  • 入手できるお金の量が増加
    • 速飴が必須でなくなったのと相まって、金策なしでも高額商品の購入にあまり困らなくなっている
  • 敵がドロップするバケルギーの量が減少
    • Switch版比でおよそ半分程度
  • 英雄変化のバケルギー消費量が増加
    • バケルギー満タン時の英雄変化の持続時間
      • 修行前:約60秒→約20秒
      • 修行後:約120秒→約30秒
    • 敵を倒すだけではまず英雄変化を維持できなくなったため、要所での切り札的な使い方が主になっている
    • ウラシマ変化の弱体化と合わせ、大きく性質が変わったステージもある
  • ステージでミスしてもバケルギーが半分残るように
    • ミスした直後でも英雄変化でリカバリーしやすくなった
  • ストックアイテム「バケルニウム」の効果が変更
    • 60秒間バケルギーが減らなくなる効果が削除され、バケルギーを満タンにする効果のみ残されている
    • お値段は据え置き50両
  • 一部アイテムの価格変更
    • 「力飴」100両→200両
    • 「かんしゃく玉」100両→150両
    • 「シールドグミ」120両→90両
  • 各種バランス調整
    • タメ打ちなどの強化に合わせ、一部の敵の体力が増加している
    • その他、敵の配置変更など
  • 新規敵キャラクターの追加
    • 既存の敵の色違いが主だが、行動パターンに違いがあり新鮮さは感じられる
  • 会話イベントの追加
    • それほど数は多くないが、ゲーム内容を補完する会話もある
  • 分福で移動できるようになってすぐ「分福強化」ができるように
    • まだ巨大ロボットバトルを経験していない時点で「○○強化」とか言われても何のことやら、という話ではある
  • 分福船内のおみやげコーナーで、手に入れたおみやげの名前とフレーバーテキストを再び確認できるように
    • 面白いテキストも多かったので、読み返せればいいのになとは思っていた

 

UI・その他

  • タイトルの変更
    • それに伴いタイトルコールが削除
  • 変化選択画面のAとB、XとYが逆転
    • PCゲーあるあるだが、Switch用のコントローラーを使っていると不便
  • 効果音の変更
    • 敵を叩いた時の効果音が、太鼓を叩いたような音に
    • 提灯を叩いた時の効果音も同様のものに
  • カメラ速度を変更可能に
  • カメラの可動域が拡大
  • フレームレートが安定
    • 3D酔いしづらくなった
    • 当然ながらPC性能/グラフィック設定に依存*3
  • 実績の追加
    • 理不尽な難易度の実績はなく、普通にクリアまで遊ぶだけで7割ほど埋まるのではないかなと
    • ボス戦ノーダメ系の実績は好き嫌いが分かれそう*4
    • 個人的には新たなやり込みを提示された感覚で楽しんでやれた
  • コロコロコラボ要素は全て削除
    • コロコロ島・コラボお面で遊べるのは現状Switch版だけ!

 


 

 ひとまずこんなところですか。まだまだ見落としはありそうですが。

 

 Steam版は主にアクションが快適になるよう調整されていて、プレイしていてストレスを感じる要素がかなり減ったと感じました。新規アクションの「コンボ」はまさに疾風怒濤といった感じで敵を薙ぎ倒していけますし、「縦独楽打ち」「疾風打ち」は使いどころを選びはするものの、どちらもモーション短めで強みがハッキリしています。
 英雄変化は気前よく使えなくなったものの、代わりにバケル自身の両手タメが無法の強さを得ているので、適当にボタンガチャガチャ+タメ打ちぶっぱ、みたいなプレイスタイルでも大半のステージはなんとかなりそうです。流石に追加ボスの類は攻撃一辺倒だと厳しいですが、出てくる数は多くないので、キツければ英雄変化でゴリ押すなりアイテムに頼るなりでどうとでもなるでしょう。
 おれはトロコンまで英雄変化をほとんど使わず補助アイテムも全然買わないまま進めましたが、難易度的につらいと感じる場所は2~3か所だけで、他はジャスガ・ジャスト回避が楽しい適度な難しさに収まっていました。ジャスガ・ジャスト回避の判定が割とガバなので、お手軽に「上手くなった」感を得られるのがこのゲームの良いところだと思います。(Switch版の時点で、おそらくそれぐらいの難易度を狙って調整されていたのだろうと想像します)

 

 いくつか不満もあります。
 まずタイトルコールの削除が地味に大きく、ロゴの野暮ったい大きさと相まってタイトル画面が締まらない。Switch版の無闇にカラフルなサブタイロゴも、タイトル画面で見るといい仕事をしていたんだなとわかります。
 あとは効果音の変更ですか。敵を叩いた時の音はこれも良いと感じましたが、提灯を叩いた時まで同じ音というのは存外気になるものでした。Switch版で提灯を叩いた時のあの効果音は良いアクセントになっていたのだと思います。音でもお祭り感を演出できていたというか。
 賑やかさという点で言うと、溜め開始時のボイス削除も惜しいものがあります。こちらは溜め時間の短縮とトレードオフなので仕方ないとは思うのですが。
 こうして見ると不満点はサウンド面に集中していますね。Switch版の方が明確に良かったと感じる点は多くないため、次があるなら改善してもらいたいところです。

 

 トータルで見れば、Switch版でよく不満が挙がっていた点をブラッシュアップした良移植ということになると思います。操作が気持ち良くテンポの良いアクションなので、ちょっと気になっていたけど買おうかどうか迷ってたんだよな…という方には割とオススメです。

 


 

  • あとがき

 

 おれはどんくさいヌルゲーマーなので、普段アクションゲームをあまりやらないんですが、このゲームはシンプルに操作そのものが楽しいアクションだと感じています。特に空中両手打ちがヒットした時ホップするモーションが気に入っていて、無駄に多用しては事故りまくってアチャーとか言ってます。
 トロコン達成でもう実績を気にしなくてもよくなったので、2週目は軽く縛り入れつつ気楽にゴリ押しスタイルでいってこようかなと。

 んでは「いってきま~す!」

 


*1:平坦なステージでの探索等では依然として有用。スピードジャンキー向けという位置付けだろうか。

*2:空中攻撃については未検証。

*3:5年ほど前に型落ちパーツを組みあわせた程度のPCでもフルHD/高画質めの設定でヌルヌル動いているため、きょうびSteamを入れてるようなPCならまず問題ないと思われる。

*4:特に巨大ロボットバトルでのそれは、さほど難易度は高くないとはいえ救済措置としてのアイテムが使えないために苦労する人もいるだろうと想像する。